家事の消耗
ドラム式が置けない一人暮らしへ。乾燥をあきらめない代替策
ドラム式洗濯機が置けない・入らない一人暮らし向けに、置けない理由別の確認ポイントと、乾燥をあきらめないための代替ルート(縦型+コインランドリー・浴室乾燥・宅配クリーニング)を、乾燥機とコインランドリーを併用してきた私(あき)が整理します。
「ドラム式が欲しいのに、うちの洗濯機置き場には置けない」。一人暮らしの賃貸では、これがかなりの頻度で起きます。私自身は数年前に乾燥機付き洗濯機を導入できましたが、その前に住んでいた部屋は防水パンが小さく、そもそも選択肢がありませんでした。その時期を支えてくれたのが、コインランドリーとの併用です。この記事は、「置けない」の理由を切り分ける確認ポイントと、置けないと分かった後に乾燥をあきらめないための代替ルートを、私が実際に通ってきた範囲で書きます。
「置けない」の正体を、先に切り分ける
ひとくちに「置けない」と言っても、原因は分かれます。どれに当たるかで打ち手が違うので、あきらめる前にここだけ切り分けてください。
| 置けない理由 | よくある状況 | あきらめる前の確認 |
|---|---|---|
| 防水パンが小さい | 縦型想定の内寸で、ドラム式の脚が乗らない | かさ上げ台・設置枠で対応できる場合がある。メーカーの設置基準と実測を突き合わせる |
| 扉が開くスペースがない | 本体は置けるが、手前に大きく開く扉が壁や便器に当たる | 左開き・右開きの選択で回避できることがある |
| 搬入経路が通らない | 玄関・廊下・階段の幅が本体より狭い | 搬入経路の実測。吊り上げ搬入は賃貸だと現実的でないことが多い |
| 蛇口・排水の位置が合わない | 蛇口が低くて本体と干渉する | 壁ピタ水栓等の部品で解決する場合がある(賃貸は管理会社に確認) |
メーカー公式の設置確認ページ(パナソニックなど)には必要寸法が細かく載っているので、「無理そう」の感覚ではなく、メジャーの実測で判定するのが先です。実測の手順と型落ち選びは一人暮らしのドラム式洗濯機、設置と型落ちの選び方に書きました。測った結果、本当に置けないと分かったら——ここからが本題です。
置けなくても、「干す生活」に戻る必要はない
ドラム式をあきらめた時に一番避けたいのは、「じゃあ干すしかないか」と、洗濯の一番重い工程を抱え直すことです。乾燥機付き洗濯機の価値は「干す・取り込むが消える」ことにありますが、乾燥は本体を持たなくても外注できます。私が置けない部屋に住んでいた時期に回していた形と、選択肢を並べます。
私が回していた形: 縦型で洗う+コインランドリーで乾かす
部屋の縦型洗濯機で洗い、脱水まで終わった洗濯物を持ってコインランドリーの乾燥機に行く。乾燥だけなら大型機で30〜40分・数百円で終わります。洗いから全部コインランドリーでやるより安く、待ち時間も短い。私は週末に1回、この「乾燥だけ通い」で回していました。
この形の良さは、週1回に洗濯をまとめても、干す工程がないので苦にならないことです。デメリットは天候と関係なく「行く」手間が残ること。徒歩圏にコインランドリーがあるかどうかで、現実性が大きく変わります。私の使い分けの詳細はコインランドリーの使い分けにも書いています。
浴室乾燥・部屋干し家電で「干す場所」を変える
賃貸に浴室乾燥が付いているなら、掛ける手間は残るものの、天候と花粉からは解放されます。電気代は乾燥機より高くつきやすいので、毎日ではなく雨の週の保険として使うのが現実的です。衣類乾燥除湿機+部屋干しも同じ発想で、「干す場所と時間を固定する」ことで負担を下げる路線です。ただし、どちらも「干す・取り込む」自体は消えません。干すことが苦で洗濯をためこむタイプ(私がそうでした)には、根本解決にならない点は正直に書いておきます。
小型の衣類乾燥機を別置きする
洗濯機はそのままに、小型の衣類乾燥機を棚やラックで別置きする手もあります。設置スペースと排湿の逃げ道が確保できるかが条件で、賃貸では置き場所の工夫が要りますが、「洗いは今の洗濯機・乾燥は専用機」という分担は、ドラム式一台に近い体験になります。
シャツ・スーツ類は宅配クリーニングへ逃がす
乾燥問題の残りで一番厄介なのが、アイロンが要るシャツ類です。ここは乾燥手段を持っていても手間が残る領域なので、私は宅配クリーニングに集約しています。まとめて出して畳んで返ってくるので、「洗う・乾かす・アイロン」の工程がまとめて消える。選び方は宅配クリーニングを一人暮らし・単身赴任で使うに書きました。
代替ルートの比べ方(費用と消える手間)
どのルートが合うかは、「月いくらまで出せるか」と「どの手間を消したいか」で決まります。私の体験と公開情報の範囲で、目安を並べます。
| 代替ルート | 月の費用目安 | 消える手間 | 残る手間 |
|---|---|---|---|
| 縦型+コインランドリー乾燥 | 週1通いで1,000〜2,000円台 | 干す・取り込む | 運ぶ・通う |
| 浴室乾燥・除湿機部屋干し | 電気代が使用頻度次第で数百〜数千円 | 天候待ち | 干す・取り込む |
| 小型乾燥機の別置き | 本体数万円+電気代 | 干す・取り込む | 設置場所の確保 |
| 宅配クリーニング(衣類の一部) | 出す量次第 | シャツ類の全工程 | 生活着は別途 |
総務省の家計調査を見ても、単身世帯の光熱・被服関連の支出は工夫の余地が大きい費目です。全部を一つの手段で解決しようとせず、「生活着はコインランドリー乾燥、シャツは宅配クリーニング」のように分担させると、費用も手間も散らせます。
よく聞かれる質問
Q. コインランドリー通いは続きますか?
徒歩圏にあるかどうかがすべてです。私は徒歩5分の立地だったので週1で続きましたが、自転車や車が要る距離だと、雨の日に途切れてためこみが復活しやすい。物件選びの段階なら、コインランドリーの距離は洗濯機置き場のサイズと同じくらい見る価値があります。
Q. 引っ越しまでの数年をどう凌ぐか、それとも小型乾燥機を買うか迷います。
残りの居住年数で考えるのが現実的です。1年未満なら買わずにコインランドリーで凌ぐ、2年以上住むなら別置きの乾燥機や除湿機に投資しても回収できる、というのが私の目安です。次の引っ越しで「ドラム式が置ける物件」を条件にするなら、それまでの繋ぎと割り切る手もあります。
Q. 結局、ドラム式が置ける部屋に引っ越すべきですか?
洗濯の負担が生活の質を大きく下げているなら、次の引っ越しの条件に入れる価値はあります。私は実際、いまの部屋を選ぶ時に防水パンのサイズを内見でメジャー実測しました。導入後の変化は乾燥機付き洗濯機は一人暮らしで後悔する?数年使った本音に書いた通りで、「干す工程が消える」価値は引っ越し条件に入れるだけのものがあった、というのが私の実感です。
「置けない」は、乾燥をあきらめる理由にならない
ドラム式が置けないと分かっても、選べる道は残っています。まず置けない理由を実測で切り分け、それでも無理なら、洗いは部屋で・乾燥は外で、と工程を分けて外注する。私自身、コインランドリー併用の時期を経て、いまも大物だけは月1〜2回通い続けています。洗濯をためこむ根本の構造から見直したい時は、洗濯がたまる理由と、ためこまない仕組みの作り方から読み直してみてください。
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